京都府八幡市 市長選を振り返る
京都新聞
維新流の「改革」よりも協調による「安定」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1146560
日経
維新、全国政党へ限界露呈 最年少女性に八幡市長選敗北
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK130550T11C23A1000000/
とあるのですが、実際どうなのでしょう。
今回の市長選挙の結果
当 川田 しょうこ 無所属 女 33 新 10,516
落 おがた けん 日本維新の会 男 43 新 8,334
落 かめだ 優子 無所属 女 62 新 5,878
直近の参院選(八幡市)における各党候補者の得票
自民+立憲 14,663
維新 7,874
共産 2,972
その他 2,623
もともとそんなに維新が突出していなかったところに今回自民と立憲が組んでいるので、今回の結果は当然とも言えるのでは。
むしろ、本来は川田さんが圧勝してもおかしくなかったが、予想以上に票が取れなかったという理解のほうが正しいのではないでしょうか。
参院選では自民、立憲に入れていた有権者も、与野党組んでなりふり構わず八幡市に関係なかった候補者を出してきた両党に呆れて投票しなかった結果かと。
八幡市民は亀田さんが過去20年の市議経験で市政を知り尽くされていることを知っており、人を見て投票された有権者が多かったのが今回の6000票弱に現れています。
ただ同時に亀田さんが共産党ってことも皆知っているので、無所属で出たとしても、やはり共産党アレルギーのある方も多いですし、なかなか当選に至るのは難しいですね。
維新は微増ですが、そもそも八幡という街と維新はちょっと相性が良くないのでは、
とも感じます。大阪のようにガンガン投資して発展させればよい、というのとは
違う方向性が欲しいところです。
なので、京都新聞の言う
「改革より安定」
とか
日経の
「限界露呈」
とかいうのは、ちょっとそう言いたいだけだろ!という気がします。
単になりふり構わず与野党が組んだから勝てた、というだけではないでしょうか。
京都府八幡市 川田市長 初の記者会見!
https://www.youtube.com/watch?v=ap2avqj-2io
フルで拝見しました。
33歳とは思えない堂々とした受け答えでかなり安心しました。
記者側も今日は厳しい質問は控えていたかと思いますし、川田市長のアバウトな回答にも追い打ちはかけていませんでしたので、うまく乗り切った印象です。
目が泳ぐこともなくしっかり記者のほうを向いて、前を向いて話されていたので好印象でした。
お顔立ちがハッキリされているので余計に堂々として見えましたね。
初回会見としては十分及第点なのではないでしょうか。
一市民として今後のご活躍が増々楽しみになりました。
川田市長
選挙が終わった以上、6万9千人の市民のために全力で働く。分け隔てなくご意見をうかがい、市政に反映していきたい
とのこと、期待しています!
今日の京都新聞社説 「八幡市長選 問われる公約の実行力」
なかなか厳しい状態からのスタートのようですね。
今後も人口減少と高齢化が急速に進み、歳入減と歳出増が見込まれる上に、予定する旧市庁舎の活用整備や公共施設の老朽化対策に多額の費用が必要となる。
借金にあたる市債残高が286億円まで積み上がった厳しい財政の中で、事業を取捨選択して優先順位を明らかにすることが求められる。
市の借金がそれほどまであるとは意識していませんでしたが286億円とは。
これがどこまで問題なのかイメージできないのですが、市の1年分の予算と同じくらいの額ってことなのでしょうか。なかなか大変です。
八幡市の人口は1970年代の男山団地開発などで急増し、93年には約7万6千人に達した。その後は減少傾向が続き、
今年9月末には約6万9千人まで減った。65歳以上の割合を示す高齢化率は2020年時点で31・5%と、過去10年で10ポイントも上昇している。
少子高齢化はどこも同じですよね、住む分には静かでよいのですが、町の活気という点ではあちこち寂しくなっています。男山団地は外国人が増えてきてガラが悪くなっているのが大丈夫かと感じます。
市の「玄関口」である京阪石清水八幡宮駅前は、スーパーの閉店などで人通りが減り、衰退ぶりが著しい。国内外からの観光客ら「交流人口」を伸ばすには、駅前のにぎわい再生とともに、石清水八幡宮や周辺の社寺、背割堤、流れ橋(上津屋橋)といった観光スポットを巡る人の流れを生み出す具体策が欠かせない。
あの旧八幡市駅前、新市長にはどうにかしていただきたい。もっとも私はまず利用することがないので今の廃れた街並みでも困らなかったりするのですが、やはり自分の住む町の玄関口ですので、もう少しワクワクするような何かがあってよいのかと思いますね。隣の枚方市は駅前が随分と変わってきていますので、同じような発展でなくてよいのですが、何か八幡市の顔としての街並みにしていただくこと期待します。
市内を通る新名神高速道路は27年度に全線開通の予定で、名古屋市と神戸市を東西に結ぶ。南北の第二京阪道路との結節点として、交通の利便性が一層高まる。しかし、市内の4工業団地は全ての区画が埋まり、企業が進出する用地の不足が課題となっている。市は農地を転用する産業振興ゾーンの設定を行っているが、計画は思うように進んでいない。
新市長は企業誘致をさかんに仰ってましたが、場所がないとは、新名神開通が4年後に迫っているとのこと、農地を潰して産業用のスペースを作っていくんでしょうか。
なかなかに厳しそうですが、新市長の力の発揮しどころですね。
33歳、最年少市長の誕生!
八幡市に住んで20年になりますが、普段の生活の中心は隣の枚方市~大阪府であり、地元八幡は帰って寝るだけの街で、長年住んでるにも関わらず知らないことだらけだなぁと改めて感じています。
そこで、この 2023/11/12 に新しい市長が誕生したことをきっかけに、私も少し地元について勉強してみようかと思いブログを立ち上げた次第です。
さて市長選挙の結果
落 かめだ 優子 無所属 女 62 新 5,878
落 おがた けん 日本維新の会 男 43 新 8,334
当 川田 しょうこ 無所属 女 33 新 10,516
「かめだ」さんと「おがた」さんで迷っておりました。
以前から知っていたのは亀田さんだけです。
亀田さんは、八幡市住民なら多くの人が知っているでしょう、もう20年も市会議員を勤められ、この3人の中では圧倒的に八幡市政のことをご存知かと思います。
私の子どもが大きくなる家庭で幼稚園、小学校の各種式典には良く顔を出されてましたし、ここ何年も毎週樟葉駅で欠かさず活動を続けておられます(枚方なので話されるのは国政のことですが)
尾形さんは京都府議会議員をやられていたようですが、エリアが異なるので全く
存じておりませんでした。
さて、投票判断ですが、
政党うんぬんは抜きにして、YouTubeで公開されていた公開討論会の動画を見て、そこで人となりを見て決めようと思いました。
2時間の動画を見た結果、
尾形さん:一番、市長としての立ち位置で話されていると感じました。
よその市でも通用する一般的な話だったかもしれませんが。
亀田さん:政策は具体的なのですが、市長の話としてはちょっと細かすぎる感じがしました。やはり市議が合っているのかもと。
川田さん:とにかく府市連携を話されてました。頑張って話されているとは思いましたが。
で、私が投票した候補は落選しました。
健闘されたと思います。
とにかく!川田さんが新市長になられました。
多くの議員や京都府もついていることですし、若い力で、掲げた政策を勢いよく実行していただけることを期待しています。
ここで川田さんの政策をメモ
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全ての世代が住みたい・住み続けたいと思える
魅力と活力あふれる八幡(まち)
川田しょうこが目指すまちづくり
市民の方々の希望に耳を傾け、困り事に寄り添い、
一緒に考え、一緒に実現するまちづくり
府市連携で八幡市のさらなる発展のため取り組みます。
1.子育て世代の負担軽減
国・府と連携し
・18歳までの子ども医療費無償化
・小中学校の給食費無償化を目指す
・安心して子育てできる支援・相談体制を充実
2.全ての世代が健幸でくらしやすいまちづくり
・スマートウェルネス・健康づくり習慣の促進
・女性が活躍しやすい社会づくり
・移動しやすい公共交通の充実
・歩いて楽しいまちづくり
・防災安心安全のまちづくり
・障害のある方も生き生き活躍出来るまちづくり
3.活力と魅力あふれるまちづくり
・産業振興ゾーンへの企業誘致の促進
・都市圏近郊を活かした地産地消農業の促進
・八幡の「玄関口」石清水八幡宮駅前開発
・新名神高速道路のインパクトを活用
・地元商店街の活性化
4.新たな財源確保
・ふるさと納税の強化
・市有財産(学校跡地)の民間活用を推進
・企業誘致を促進し、新たな雇用の創出
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任期中に一つでも多く実績を残せるよう活躍されること期待しています。